論文が出版されました.2023 11/27
spinが1の状態は3x3-1=8個の自由度を持ちます.そのうちの3つは磁気モーメントですが,残りの5つは電気四極子のように振る舞います.これらの二つの異なる自由度が互いに絡み合った秩序状態を三角格子の系で議論した論文が出版されました.北海道大学の速水先生との共同研究です.
東京都立大学 理学部物理学科
spinが1の状態は3x3-1=8個の自由度を持ちます.そのうちの3つは磁気モーメントですが,残りの5つは電気四極子のように振る舞います.これらの二つの異なる自由度が互いに絡み合った秩序状態を三角格子の系で議論した論文が出版されました.北海道大学の速水先生との共同研究です.
2022年度博士前期過程を修了した久保くんの研究内容がPRBに出版されました.ダブルペロブスカイト化合物における軌道モーメントの発現機構と,スピン軌道結合が強い場合のd電子系における有効J=3/2模型の磁気モーメントの消失について新しい補正項を議論しました.
fcc格子上の四極子triple-q秩序についての論文がPhysical Review Bから出版されました.
UNi4Bで観測された電流誘起磁化とこれまで知られていた中性子散乱実験の結果を統一的に説明する秩序状態を提案した論文がPhysical Review Bから出版されました.2022年度博士取得の石飛くんの成果です.
2021年度博士前期課程を修了した松本くんの論文がJPSJに出版されました.2軌道不純物アンダーソン模型の量子臨界点の振る舞いに対してヤーン・テラーフォノンの影響を議論しています.
立方晶系における軌道自由度の一つであるEg型四極子のトリプルQ秩序の解説記事が固体物理に掲載されました.学部4年生でも読める平易な内容になっています.
D3石飛くんの未知の相転移を示すPrV2Al20についての論文がPRB Letterに出版されました。秩序変数が多極子のマルチQ状態であるという提案とともに,複雑な温度磁場相図が再現できることを示しました。
堀田の3チャネル近藤効果の論文がJPSJに出版されました.Ho^3+イオンによる近藤効果は非フェルミ液体状態となる3チャネル近藤模型で記述される可能性を指摘しました.
D2石飛くんと東大との共同研究の論文が出版されました.fcc格子上の四極子秩序は三つの波数のモードが同時に現れるtriple-Q秩序が広い領域で(必ず)安定化するという結果を得ました.この論文はJPSJのEditors’ Choiceに選出されました.
堀田の論文がJPSJに出版されました。f電子系の不純物模型を数値くりこみ群により解析し,今まで知られていなかった新しい臨界点を見つけました。2020 10/8
PrTi2Al20という物質のちょっと変わった強四極子秩序についての解説記事が固体物理に掲載されました.東大実験グループとの共同研究です.
東京大学の実験グループとの共同研究第二弾の論文がJPSJに出版されました。軌道秩序状態の比熱の磁場角度依存性の研究です。2020 3/9
D3鈴木くんの論文がJPSJに出版されました。強磁性超伝導体の模型として,イジング強磁性体に横磁場を印加した時に誘起される超伝導についての研究です。2020 2/13
東京大学の実験グループとの共同研究の論文がJPSJに出版されました。軌道秩序の磁場中での特異な振る舞いの研究です。2019 7/16
D1の石飛君の論文がJPSJに出版されました。反強軌道秩序下での電気磁気応答の研究です。2019 5/31
「多軌道・多自由度系超伝導体の対称性とノード構造」というタイトルで日本物理学会誌の3月号に解説記事が掲載されました。超伝導のギャップ関数の分類の基礎と軌道自由度を考慮した場合や、少し複雑な非共型空間群(〜単位胞中に"等価"な原子がいくつかある場合)の元での超伝導状態のわかり...
D3の山村君の論文がJPSJに出版されました。PrPb3における軌道秩序を遍歴多軌道模型から解析した研究です。
首都大学東京で発見されたBiS2系超伝導体のレビュー論文がJPSJに出版されました。立命館大学、大阪大学、東京大学との共同研究です。(筆頭著者のK. Suzuki氏は研究室のSuzukiくんと同じイニシャルですが、立命館大学の研究員です。。。)