日本物理学会 2024 9/16-19
日本物理学会(北海道大学 2024 9/16-19)にて,M1松原くんがポスター発表,服部が口頭発表をしました.
東京都立大学 理学部物理学科
日本物理学会(北海道大学 2024 9/16-19)にて,M1松原くんがポスター発表,服部が口頭発表をしました.
学術変革領域研究(A)「アシンメトリが彩る量子物質の可視化・設計・創出」のトピカルミーティング 「擬カゴメ構造を有する物質のアシンメトリ量子物性」(2024 8/29-30)にて服部が「擬カゴメ格子におけるカイラル四極子秩序」というタイトルで講演しました.
神戸大学で開催されたワークショップ H-Physics IIにおいて服部が「非磁性の自由度から生じる新奇多極子物性」というタイトルで講演しました.
2024年度のメンバーを更新しました.
spinが1の状態は3x3-1=8個の自由度を持ちます.そのうちの3つは磁気モーメントですが,残りの5つは電気四極子のように振る舞います.これらの二つの異なる自由度が互いに絡み合った秩序状態を三角格子の系で議論した論文が出版されました.北海道大学の速水先生との共同研究です.
2022年度博士前期過程を修了した久保くんの研究内容がPRBに出版されました.ダブルペロブスカイト化合物における軌道モーメントの発現機構と,スピン軌道結合が強い場合のd電子系における有効J=3/2模型の磁気モーメントの消失について新しい補正項を議論しました.
fcc格子上の四極子triple-q秩序についての論文がPhysical Review Bから出版されました.
2023年度に向けてメンバーを更新しました.
日本物理学会(Zoom online開催)でのシンポジウム(非対称性が拓く量子物質科学の新展開~アシンメトリ量子の可視化に向けて~)にて服部が講演をしました.
UNi4Bで観測された電流誘起磁化とこれまで知られていた中性子散乱実験の結果を統一的に説明する秩序状態を提案した論文がPhysical Review Bから出版されました.2022年度博士取得の石飛くんの成果です.
2021年度博士前期課程を修了した松本くんの論文がJPSJに出版されました.2軌道不純物アンダーソン模型の量子臨界点の振る舞いに対してヤーン・テラーフォノンの影響を議論しています.
東京工業大学で開催された日本物理学会(9/12-15)にて,博士課程3年の石飛くんが2件の口頭発表をしました.
立方晶系における軌道自由度の一つであるEg型四極子のトリプルQ秩序の解説記事が固体物理に掲載されました.学部4年生でも読める平易な内容になっています.
D3石飛くんの未知の相転移を示すPrV2Al20についての論文がPRB Letterに出版されました。秩序変数が多極子のマルチQ状態であるという提案とともに,複雑な温度磁場相図が再現できることを示しました。
堀田の3チャネル近藤効果の論文がJPSJに出版されました.Ho^3+イオンによる近藤効果は非フェルミ液体状態となる3チャネル近藤模型で記述される可能性を指摘しました.
面心立方格子上の四極子秩序の論文についての紹介記事(英文)が出ています.JPS Hot Topics はスライド一枚の一般向け紹介,速水先生によるNews & Commentsは〜大学院生以上向けです.
3月にJPSJの注目論文に選ばれたD3石飛くんと服部および東大による共同研究の論文について,簡単な日本語での解説が日本物理学会誌に掲載されています.3月の月間ダウンロード数Top20の5位とかなり健闘しています...!
D2石飛くんと東大との共同研究の論文が出版されました.fcc格子上の四極子秩序は三つの波数のモードが同時に現れるtriple-Q秩序が広い領域で(必ず)安定化するという結果を得ました.この論文はJPSJのEditors’ Choiceに選出されました.